リベルサスで死亡することはある?を解説する記事

リベルサスの添付文書(製薬会社が作る、医師・薬剤師向けの薬の公式の説明書)には、人で死亡した例の数や割合は書かれていません。

書かれているのは、低血糖・急性膵炎・胆嚢炎などの重大な副作用と、そのとき出ることがある症状です。こうした症状に早く気づいて受診することが大切です。

この記事では、添付文書をもとに、リベルサスの重い副作用、すぐ受診が必要な症状、よくある副作用(吐き気・下痢・頭痛)を説明します。

この記事の監修

監修医師 中川市 三郎先生

中川市 三郎先生(医療法人 近江今津駅前メンタルクリニック)

当院は対面での精神科・心療内科治療と並行して、オンラインでのAGA、ダイエット、ED治療も行っております。それぞれの分野で専門性の高い資格を持ち、365日、24時間、いつでもどこでも手軽に診察と治療が行えます。

リベルサスで死亡することはある?説明書に書かれていること

人の死亡についての記載はない

リベルサスの添付文書で「死亡」という言葉が出てくるのは、動物の試験の項目だけです。飲み薬にするために加えている成分(サルカプロザートナトリウム)を、臨床で使うときの血中濃度の276倍を超える量で動物に与えた試験で、死亡が見られたと書かれています。人で死亡した例の数や割合は、記載されていません。

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 15.2 非臨床試験に基づく情報

重大な副作用として挙がっている4つ

添付文書の重大な副作用は、低血糖、急性膵炎(0.1%)、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸、イレウスの4つです。低血糖は、インスリンやスルホニルウレア剤という糖尿病の薬と一緒に使うと、重い低血糖になることがあるとされています。

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 11.1 重大な副作用

リベルサスの重い副作用で、すぐ受診が必要な症状

次の症状があれば、すぐに医療機関に連絡してください。

重大な副作用添付文書に書かれている症状
急性膵炎嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛など
イレウス(腸閉塞を含む)強い便秘、おなかの張り、続く腹痛、嘔吐など
低血糖力が抜ける感じ、だるさ、強い空腹感、冷や汗、顔が青白くなる、動悸、ふるえ、頭痛、めまいなど
胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸添付文書に症状の記載はなし。腹痛や体の異変があれば連絡する

急性膵炎が疑われるときは、飲むのをやめて、すぐに医師の診断を受けることになっています。また、下痢や嘔吐から体の水分が減ると、腎臓に負担がかかる(急性腎障害)おそれがあるとされています。

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 8. 重要な基本的注意、11.1 重大な副作用

リベルサスのよくある副作用|吐き気・下痢・頭痛

添付文書で5%以上にみられる副作用は、悪心(吐き気)と下痢です。頭痛は1〜5%未満の副作用として載っています。

頭痛は、低血糖の症状のひとつとしても挙がっています。冷や汗やふるえ、強い空腹感などと一緒に出たときは、低血糖を考えて医師にご連絡ください。

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 11.1.1 低血糖、11.2 その他の副作用

副作用の詳しい内容は、リベルサスの副作用にまとめています。

リベルサスの副作用はいつまで続く?出やすい時期

日本の添付文書にも米国の説明書にも、副作用がいつまで続くかは書かれていません。米国の説明書では、吐き気・嘔吐・下痢の報告の多くは、量を増やしていく期間に出たとされています。

リベルサスは1日1回3mgから始め、4週間以上たってから7mgに増やし、必要なときは14mgに増やします。量を増やした時期は、体調の変化に気をつけてください。症状が続くときや強くなるときは、ご連絡ください。

出典:米国国立医学図書館 DailyMed「RYBELSUS」6.1 Clinical Trials Experience

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 6. 用法及び用量

リベルサスを使えない人・診察で伝えてほしいこと

添付文書では、次の人はリベルサスを使えないとされています。

  • 成分に対して過敏症を起こしたことがある人
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡や前昏睡の状態の人、1型糖尿病の人
  • 重い感染症や手術などの緊急の場合

また、膵炎になったことがある人、甲状腺髄様癌になったことがある人やご家族にその病歴がある人などは、診察で必ずお伝えください。オゼンピックやウゴービなど、同じ成分(セマグルチド)の薬とは一緒に使わないことになっています。

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 2. 禁忌、8. 重要な基本的注意、9. 特定の背景を有する患者に関する注意、15.2

飲み方の決まり(空腹時に少なめの水で飲み、30分は飲食しない)は、リベルサスの飲み方にまとめています。

リベルサスの個人輸入は危ない?

厚生労働省は、個人輸入される医薬品について、日本の法律にもとづく品質・有効性・安全性の確認がされていないとしています。偽造品のおそれがあること、個人輸入した医薬品による健康被害は救済の対象にならないことも示しています。

出典:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

リベルサスの費用と自由診療について

リベルサスの費用と自由診療について

リベルサスの費用と自由診療について

当院のメディカルダイエットは自由診療で、公的医療保険は使えません。オンライン診療で医師が診察し、薬剤を配送します。診察料はかかりません。

リベルサスを体重を減らす目的で処方するのは、承認された効能・効果の範囲外の使用(適応外使用)にあたります。医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使ったにもかかわらず起きた副作用による健康被害が対象です。承認と違う使い方では、救済制度の対象にならないことがあります。

出典:PMDA「医薬品副作用被害救済制度に関する業務」

体重を減らす目的でリベルサスを使うにあたって、次の点をお知らせします。

  • 適応外使用であること:リベルサスの国内で承認された効能・効果は2型糖尿病です
  • 入手経路:当院で処方するリベルサスは、国内で承認された医薬品(製造販売元:ノボ ノルディスク ファーマ)です
  • 国内で承認されている医薬品:肥満症の医療用医薬品として、注射薬のウゴービとゼップバウンド、飲み薬のサノレックス(マジンドール)などが承認されています。いずれも使える人の条件(肥満の程度や合併症など)が決まっています
  • 海外での安全性の情報:米国の説明書でも、リベルサスの効能は2型糖尿病の血糖コントロールなどで、体重を減らす目的は含まれていません。ラットとマウスの試験で甲状腺のC細胞腫瘍が見られ、人に当てはまるかは分かっていないとする警告が書かれています

出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書(効能又は効果、製造販売元)

出典:KEGG MEDICUS「ウゴービ皮下注」添付文書

出典:KEGG MEDICUS「ゼップバウンド皮下注」添付文書

出典:KEGG MEDICUS「サノレックス錠0.5mg」添付文書

出典:米国国立医学図書館 DailyMed「RYBELSUS」

リベルサスの用量錠数費用(送料込み)
3mg100錠24,000円
7mg100錠45,000円
14mg100錠63,000円

出典:当院「商品と料金」ページ

ご不明な点は、お問い合わせまたはLINEからご連絡ください。

リベルサスの副作用・危険性のよくある質問

リベルサスで亡くなった人はいますか?

添付文書には、人で死亡した例の数や割合は書かれていません。重大な副作用として、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎など、イレウスが挙がっています。

リベルサスで頭痛が出るのは副作用ですか?

頭痛は、添付文書に1〜5%未満の副作用として載っています。冷や汗やふるえなどと一緒に出るときは、低血糖の可能性もあるため医師にご連絡ください。

副作用が出たら、飲むのをやめてもいいですか?

激しい腹痛など重い副作用が疑われるときは、飲むのをやめてすぐに医療機関に連絡してください。それ以外の症状でも、続けるかどうかは医師と決めてください。

副作用が気になる方は、お問い合わせからご相談ください。料金は商品と料金にまとめています。

参考サイト

お問合せについて