目次
フォシーガの5mgと10mgは、使う病気によって決まっています。
2型糖尿病と1型糖尿病では5mgから始め、効果が足りないときに10mgへ増やすことがあります。慢性心不全と慢性腎臓病では、原則として最初から10mgを使います(1型糖尿病がある人を除く)。
この記事では、フォシーガの添付文書(製薬会社が作る、医師・薬剤師向けの薬の公式の説明書)をもとに、5mgと10mgの違いと、10mgにするときに気をつけることを説明します。
この記事の監修
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中川市 三郎先生(医療法人 近江今津駅前メンタルクリニック)
当院は対面での精神科・心療内科治療と並行して、オンラインでのAGA、ダイエット、ED治療も行っております。それぞれの分野で専門性の高い資格を持ち、365日、24時間、いつでもどこでも手軽に診察と治療が行えます。
フォシーガ5mgと10mgの違い|糖尿病は5mgから、心不全・腎臓病は10mg
2型糖尿病・1型糖尿病は5mgから始めて10mgまで
| 使う病気 | 飲む量 |
|---|---|
| 2型糖尿病 | 1日1回5mgから。効果が足りないときは、経過を見ながら1日1回10mgに増やせる |
| 1型糖尿病 | インスリンと一緒に使う。1日1回5mgから。効果が足りないときは1日1回10mgに増やせる |
| 慢性心不全 | 1日1回10mg |
| 慢性腎臓病 | 1日1回10mg |
出典:KEGG MEDICUS「フォシーガ錠」添付文書 4. 効能又は効果、6. 用法及び用量
糖尿病では、5mgがはじめの量です。10mgは「効果が十分でない場合に、経過を十分に観察しながら」増やす量として書かれています。最初から10mgで始める書き方にはなっていません。
慢性心不全・慢性腎臓病は10mg(5mgの効果は確認されていない)
慢性心不全と慢性腎臓病の治療では、添付文書に5mgの有効性は確認されていないと書かれています。そのため、この2つの病気の治療では10mgを使います。
1型糖尿病がある人がこの2つの病気の治療を受ける場合は、5mgから始めて、インスリンの量を調整したあとに10mgに増やすことになっています。
出典:KEGG MEDICUS「フォシーガ錠」添付文書 7. 用法及び用量に関連する注意
フォシーガは最初から10mg?10mgを使う病気
最初から10mgを使うのは、慢性心不全と慢性腎臓病の治療です。2型糖尿病がある人でも、心不全や腎臓病の治療が目的なら10mgを使います。
2型糖尿病・1型糖尿病の治療では、5mgから始めて、必要なら10mgに増やします。
フォシーガ10mgに増やすのはどんなとき?副作用は変わる?
10mgに増やすのは「5mgで効果が足りないとき」
糖尿病の治療で10mgに増やすのは、5mgで血糖を下げる効果が足りない場合です。増やすかどうかは、血糖の値や体の状態を見て医師が決めます。自分で量を増やすことはしないでください。
10mgで気をつけたいこと
フォシーガの副作用の頻度は、添付文書では5mgと10mgに分けて書かれていません。そのため、10mgにするとどの副作用がどれだけ増えるかは書けません。
どちらの量でも気をつけることとして、添付文書は次のことを挙げています。
- 尿の量や回数が増えることがあり、体の水分が減ることがある。適度に水分をとる
- 尿路や性器の感染症を起こすことがあり、重い感染症につながることがある
- 血糖が良くても、ケトアシドーシス(血液が酸性に傾く状態)になることがある
- ほかの糖尿病の薬と一緒に使うと、低血糖が起きることがある
5%以上にみられる副作用として、腟カンジダ症などの性器感染が挙げられています。
出典:KEGG MEDICUS「フォシーガ錠」添付文書 8. 重要な基本的注意、11. 副作用
副作用の詳しい内容は、フォシーガの副作用一覧と対策にまとめています。
フォシーガ5mg・10mgとダイエット|何kg減るかをお示ししない理由
体重を減らす目的は、国が承認した使い方ではない
フォシーガが国内で承認されているのは、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療です。体重を減らす目的は含まれていません。
そのため、体重を減らす目的で使うときの量の決まりも、何kg減るかの目安も、添付文書にはありません。
何kg減るかをお示ししない理由
当院では、5mgと10mgで体重がどれくらい変わるかを数字でお示ししません。承認された使い方ではないため、根拠として示せるものがないからです。量は、体の状態を見て医師が決めます。
フォシーガの量を自分で変えてはいけない理由(5mgを2錠など)
10mgへの増量は、添付文書で「経過を十分に観察しながら」行うこととされています。量を増やすと、尿の量が増えて体の水分が減ることがあります。
5mgを2錠にするなど、自分で量を変えることはしないでください。量を変えたいときは、診察で医師にご相談ください。
フォシーガ5mg・10mgの費用と自由診療について
当院のメディカルダイエットは自由診療で、公的医療保険は使えません。オンライン診療で医師が診察し、薬剤を配送します。診察料はかかりません。
フォシーガを体重を減らす目的で処方するのは、承認された効能・効果の範囲外の使用(適応外使用)にあたります。医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使ったにもかかわらず起きた副作用による健康被害が対象です。承認と違う使い方では、救済制度の対象にならないことがあります。
体重を減らす目的でフォシーガを使うにあたって、次の点をお知らせします。
- 適応外使用であること:フォシーガの国内で承認された効能・効果は、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病です
- 入手経路:当院で処方するフォシーガは、国内で承認された医薬品(製造販売元:アストラゼネカ)です
- 国内で承認されている医薬品:肥満症の医療用医薬品として、注射薬のウゴービとゼップバウンド、飲み薬のサノレックス(マジンドール)などが承認されています。いずれも使える人の条件(肥満の程度や合併症など)が決まっています
- 海外での安全性の情報:米国の添付文書でも、効能は2型糖尿病の血糖コントロール、心不全、慢性腎臓病などで、体重を減らす目的は含まれていません。注意点として、ケトアシドーシス、体の水分が減ること、尿路・性器の感染症、ほかの薬と一緒に使ったときの低血糖が挙げられています
出典:KEGG MEDICUS「フォシーガ錠」添付文書(製造会社)
出典:KEGG MEDICUS「ゼップバウンド皮下注」添付文書
出典:KEGG MEDICUS「サノレックス錠0.5mg」添付文書
出典:米国国立医学図書館 DailyMed「FARXIGA」
| フォシーガの用量 | 錠数 | 費用(送料込み) |
|---|---|---|
| 5mg | 100錠 | 23,000円 |
| 10mg | 100錠 | 32,000円 |
出典:当院「商品と料金」ページ
重大な副作用として、添付文書には低血糖、腎盂腎炎・フルニエ壊疽・敗血症、脱水、ケトアシドーシスが挙げられています。
ご不明な点は、お問い合わせまたはLINEからご連絡ください。
フォシーガ5mg・10mgのよくある質問
フォシーガ5mgは何に使う薬ですか?
2型糖尿病と1型糖尿病の治療で、はじめに使う量です。
フォシーガは最初から10mgのこともありますか?
慢性心不全と慢性腎臓病の治療では、最初から10mgを使います。ただし1型糖尿病がある人は、5mgから始めます。
フォシーガ10mgで体重はどのくらい減りますか?
当院では数字でお示ししていません。体重を減らす目的は承認された使い方ではなく、根拠として示せるものがないためです。
量や使い方が気になる方は、お問い合わせからご相談ください。料金は商品と料金にまとめています。