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リベルサスには、併用禁忌の薬はありません。併用禁忌とは、一緒に使ってはいけない薬のことです。一方で、一緒に飲むときに注意が必要な薬(併用注意)は2種類あります。ほかの糖尿病の薬と、甲状腺の薬のレボチロキシンです。また、オゼンピックやウゴービなど同じ成分(セマグルチド)の薬とは、一緒に使わないことになっています。
もうひとつ、薬の名前とは別に、飲み方の決まりがあります。リベルサスを飲んだあと少なくとも30分は、ほかの薬も飲まないことです。
この記事では、リベルサスの添付文書(製薬会社が作る、医師・薬剤師向けの薬の公式の説明書)をもとに、注意が必要な薬と飲み方の決まりを説明します。
この記事の監修
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中川市 三郎先生(医療法人 近江今津駅前メンタルクリニック)
当院は対面での精神科・心療内科治療と並行して、オンラインでのAGA、ダイエット、ED治療も行っております。それぞれの分野で専門性の高い資格を持ち、365日、24時間、いつでもどこでも手軽に診察と治療が行えます。
リベルサスに併用禁忌の薬はない|飲み合わせに注意が必要なのは2種類
「併用禁忌」と「併用注意」の違い
薬の飲み合わせの決まりは、2つに分かれています。
- 併用禁忌:一緒に使ってはいけない薬
- 併用注意:一緒に使うときに、量の調整や体調の確認などの注意が要る薬
リベルサスで決められているのは、このうち併用注意だけです。「一緒に使ってはいけない」と定められた薬はありません。ただし、併用注意は「気にしなくてよい」という意味ではありません。飲んでいる薬は、処方を受けるときに必ず伝えてください。
リベルサスと一緒に使うとき注意が必要な薬
| 一緒に使う薬 | 注意すること | 理由 |
|---|---|---|
| 糖尿病の薬(ビグアナイド系、スルホニルウレア剤、DPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤など) | 低血糖に注意する。インスリン製剤またはスルホニルウレア剤と併用する場合は、必要に応じてこれらの減量を検討する | 血糖を下げる働きが強まる |
| レボチロキシン製剤(甲状腺ホルモン剤) | 甲状腺の検査値の確認を検討する | リベルサスで胃の中身が腸へ送られるのが遅くなるためと考えられる(チロキシンの体内の総量が33%増えたという報告) |
出典:PMDA「リベルサス錠 電子添文」(2026年5月改訂 第6版)10.2 併用注意
なお、リベルサスを使えない場合(禁忌)は、相互作用とは別の項目に書かれています。成分に過敏症の既往がある人、1型糖尿病の人、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡や前昏睡の状態、重症感染症や手術などの緊急の場合です。
リベルサスと糖尿病の薬(DPP-4阻害薬など)の併用|低血糖に注意
併用注意に挙がっている糖尿病の薬
併用注意の相手は「糖尿病用薬」とまとめて書かれていて、例としてビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤を挙げています。
たとえばメトホルミン(ビグアナイド系)やSGLT2阻害剤も、糖尿病用薬に含まれます。一緒に使うかどうかは、医師が体の状態を見て決めることです。自分の判断で組み合わせないでください。
DPP-4阻害薬については、添付文書に、リベルサスと同じくGLP-1受容体を通して血糖を下げる薬であり、一緒に使ったときの臨床試験の結果はなく、有効性と安全性は確認されていないと書かれています。
出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 8. 重要な基本的注意
インスリン・スルホニルウレア剤との併用で減量が検討される理由
とくにインスリン製剤とスルホニルウレア剤については、併用すると低血糖のリスクが増えるおそれがあるとして、必要に応じてこれらの薬の減量を検討するよう書かれています。
低血糖のときにあらわれることがある症状として、添付文書は脱力感、倦怠感、強い空腹感、冷や汗、顔面蒼白、動悸、ふるえ、頭痛、めまい、吐き気、見え方の異常などを挙げています。こうした症状があれば、処方を受けている医療機関に相談してください。
出典:PMDA「リベルサス錠 電子添文」11.1.1 低血糖
リベルサスと甲状腺の薬(レボチロキシン)の飲み合わせ
レボチロキシンを1回併用したあと、チロキシンの量が増えたという報告
添付文書には、レボチロキシンをリベルサスと1回併用したあと、チロキシンの体内の総量が33%増えたという報告が書かれています。
理由は、リベルサスの成分であるセマグルチドが、胃の中身が腸へ送られるのを遅くするためと考えられています。そのため添付文書は、併用するときは甲状腺の検査値の確認を検討するとしています。
出典:PMDA「リベルサス錠 電子添文」10.2 併用注意、16.7 薬物相互作用
甲状腺の薬を飲んでいる人が診察で伝えること
甲状腺の病気でレボチロキシン製剤を飲んでいる方は、薬の名前と量を診察でお伝えください。甲状腺の治療を受けている医療機関にも、リベルサスを飲み始めることを伝えておくと、検査値を判断するときの参考になります。
リベルサスとロキソニンなど市販薬の併用|飲んだあと30分は他の薬を飲まない
飲むときと飲んだあと30分の決まり
ロキソニンのような市販の痛み止めは、リベルサスの併用注意には挙がっていません。
ただ、薬の名前とは関係なく守る決まりがあります。リベルサスは、1日のうち最初の食事や飲み物の前に、空腹の状態でコップ約半分の水(約120mL以下)で飲むよう定めています。そのうえで、飲むときと飲んだあと少なくとも30分は、飲食とほかの薬の服用を避けるとしています。胃の中に内容物があると、リベルサスの吸収が下がるためです。
出典:PMDA「リベルサス錠 電子添文」7. 用法及び用量に関連する注意
飲み方の手順は、リベルサスの飲み方にまとめています。
朝に飲む薬がほかにある場合
血圧の薬など、朝に飲む薬がほかにある方も、リベルサスを飲んで少なくとも30分はほかの薬を飲まないことが決まりです。どの薬をいつ飲むかは、自分で決めずに、処方を受けるときに医師にご相談ください。
マンジャロ・オゼンピックとリベルサスは併用できる?
オゼンピック・ウゴービとは一緒に使わない
リベルサスは、GLP-1受容体に作用する飲み薬です。オゼンピックとウゴービは、リベルサスと同じセマグルチドを成分とする注射薬です。リベルサスの添付文書には、ウゴービなどほかのセマグルチドの薬と併用しないことと書かれています。マンジャロの成分はチルゼパチドで、添付文書にはGIPとGLP-1の2つの受容体に作用すると書かれています。
出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書 8. 重要な基本的注意
出典:KEGG MEDICUS「オゼンピック皮下注2mg」添付文書
重ねて使う・切り替えるときは医師と決める
マンジャロのように同じ受容体に作用する薬を重ねて使うかどうか、ほかの薬に切り替えるかどうかは、自分の判断で決めないでください。切り替えの時期や量は、診察で医師と決めます。
リベルサスの処方前に伝えたい、いま飲んでいる薬
処方を受けるときは、次のものを名前で伝えてください。
- 病院で出ている薬(糖尿病・甲状腺・血圧の薬など)
- 市販薬(痛み止め・風邪薬・胃腸薬など)
- サプリメントや漢方薬
名前が分からなければ、お薬手帳や薬の袋をそのままお見せください。
リベルサスの費用・副作用と自由診療について
リベルサスの費用・副作用と自由診療について
当院のメディカルダイエットは自由診療で、公的医療保険は使えません。オンライン診療で医師が診察し、薬剤を配送します。診察料はかかりません。
リベルサスは、日本では2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品です。体重を減らす目的での処方は、承認された効能・効果の範囲外の使用(適応外使用)にあたります。医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使ったにもかかわらず起きた副作用による健康被害が対象です。承認と違う使い方では、救済制度の対象にならないことがあります。
体重を減らす目的でリベルサスを使うにあたって、次の点をお知らせします。
- 適応外使用であること:リベルサスの国内で承認された効能・効果は2型糖尿病です
- 入手経路:当院で処方するリベルサスは、国内で承認された医薬品(製造販売元:ノボ ノルディスク ファーマ)です
- 国内で承認されている医薬品:肥満症の医療用医薬品として、注射薬のウゴービとゼップバウンド、飲み薬のサノレックス(マジンドール)などが承認されています。いずれも使える人の条件(肥満の程度や合併症など)が決まっています
- 海外での安全性の情報:米国の添付文書では、リベルサスの効能は2型糖尿病の血糖コントロールなどです。また、ラットとマウスの試験で甲状腺のC細胞腫瘍が見られ、人に当てはまるかは分かっていないとする警告が書かれています
出典:KEGG MEDICUS「リベルサス錠」添付文書(製造会社)
出典:KEGG MEDICUS「ウゴービ皮下注」添付文書(効能又は効果)
出典:KEGG MEDICUS「ゼップバウンド皮下注」添付文書
出典:KEGG MEDICUS「サノレックス錠0.5mg」添付文書
出典:米国国立医学図書館 DailyMed「RYBELSUS」(BOXED WARNING、INDICATIONS AND USAGE)
| リベルサスの用量 | 錠数 | 費用(送料込み) |
|---|---|---|
| 3mg | 100錠 | 24,000円 |
| 7mg | 100錠 | 45,000円 |
| 14mg | 100錠 | 63,000円 |
出典:当院「リベルサス」ページ
リベルサスの取り扱いは、当院のリベルサスのページでもご案内しています。
添付文書には、主な副作用として悪心(吐き気)と下痢(いずれも5%以上)が書かれています。重大な副作用として、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸、イレウスが挙げられています。
ご不明な点は、お問い合わせまたはLINEからご連絡ください。料金の一覧は商品と料金にあります。
リベルサスの併用・飲み合わせのよくある質問
リベルサスと一緒に飲めない薬はありますか?
併用禁忌の薬はありません。併用注意として、ほかの糖尿病の薬とレボチロキシン製剤が挙がっています。また、オゼンピック・ウゴービなど同じ成分の薬とは併用しないことになっています。
リベルサスとロキソニンは一緒に飲めますか?
ロキソニンは併用注意には挙がっていません。ただし、リベルサスを飲んだあと少なくとも30分は、ほかの薬を飲まないでください。
トラネキサム酸は一緒に飲めますか?
トラネキサム酸は、併用注意には挙がっていません。ただし、リベルサスを飲んだあと少なくとも30分は、ほかの薬を飲まないでください。
サプリメントや漢方薬は一緒に飲めますか?
添付文書に記載はありません。飲んだあと30分の決まりは同じです。飲んでいるものは、処方を受けるときに名前でお伝えください。
飲んでいる薬があって処方を受けられるか気になる方は、お問い合わせからご相談ください。料金は商品と料金にまとめています。























































