マンジャロの副作用ではげる?を解説する記事

マンジャロの日本の添付文書(製薬会社が作る、医師・薬剤師向けの薬の公式の説明書)には、脱毛(抜け毛)の記載はありません。

一方で、同じ成分の肥満症の薬ゼップバウンドには「脱毛症」が載っており、米国のマンジャロの説明書にも、発売後に報告された副作用として脱毛が挙がっています。「絶対に起きない」とも「必ず起きる」とも言えないのが、いま分かっていることです。

この記事では、公式の資料に書かれていることと、抜け毛が増えたと感じたときに確かめることを説明します。

この記事の監修

監修医師 中川市 三郎先生

中川市 三郎先生(医療法人 近江今津駅前メンタルクリニック)

当院は対面での精神科・心療内科治療と並行して、オンラインでのAGA、ダイエット、ED治療も行っております。それぞれの分野で専門性の高い資格を持ち、365日、24時間、いつでもどこでも手軽に診察と治療が行えます。

マンジャロの副作用ではげる?日本の説明書に脱毛の記載はない

マンジャロの副作用として載っているもの

マンジャロの添付文書で、5%以上にみられる副作用として挙がっているのは、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退など、おなかの症状が中心です。副作用の一覧に、脱毛や抜け毛という項目はありません。

出典:KEGG MEDICUS「マンジャロ皮下注」添付文書 11. 副作用

同じ成分のゼップバウンドには「脱毛症」がある

マンジャロと同じチルゼパチドを成分とし、肥満症の治療薬として承認されたゼップバウンドの添付文書には、その他の副作用として脱毛症(1〜5%未満)が載っています。同じ成分でも、承認された病気と試験が違うため、副作用の欄の中身はそろっていません。

出典:KEGG MEDICUS「ゼップバウンド皮下注」添付文書 11.2 その他の副作用

米国の説明書では、発売後の報告に脱毛がある

米国のマンジャロの説明書には、発売後に報告された副作用の中に脱毛(alopecia)が挙がっています。発売後の報告は、何人に1人の割合かが分からない形で集められたものです。頻度は示されていません。

出典:米国国立医学図書館 DailyMed「MOUNJARO」6.2 Postmarketing Experience

マンジャロとメトホルミン|メトホルミンの副作用で抜け毛は起きる?

メトホルミン(メトグルコ)の添付文書の副作用の一覧にも、脱毛の項目はありません。よくみられる副作用は、下痢、吐き気、食欲不振、腹痛などのおなかの症状です。マンジャロと一緒に使っている場合も、抜け毛の見方は次の章と同じです。

出典:KEGG MEDICUS「メトグルコ錠」添付文書 11. 副作用

マンジャロ中に抜け毛が増えたときに考えられること

急な体重の変化や、食事量が減ったこと

東京医科大学皮膚科の解説では、頭全体の抜け毛が一時的に増える「休止期脱毛症」の原因として、出産や高熱とともに過度のダイエットが挙げられています。原因が取り除かれれば、改善することが多いとされています。

マンジャロを使っている間に食事の量が大きく減っていないかも、あわせて確かめてください。

出典:東京医科大学 皮膚科学分野「脱毛症外来」

もともとの薄毛(AGA)が進んでいる場合

男性型脱毛症(AGA)は、前頭部と頭頂部の髪が少しずつ薄くなるのが特徴とされています。頭全体が抜けるのか、生え際や頭頂部が目立つのかで、考えられる原因が変わります。

出典:東京医科大学 皮膚科学分野「脱毛症外来」

マンジャロの抜け毛とAGAの見分け方|時期と場所を書き出す

抜けた毛を見ても、原因は分かりません。手がかりになるのは、いつ何が起きたかです。次の4つを、月が分かる形で書き出して、診察でお見せください。

書き出すこと見るところ
マンジャロを始めた時期・量を変えた時期何月から、何mgか
体重や食事の量が大きく変わった時期何月ごろから、どのくらいか
抜け毛が増えたと感じた時期上の2つより前か、あとか
目立つ場所頭全体か、生え際・頭頂部か

AGAの治療をすでに受けている方は、その治療を始めた時期も書き添えてください。

抜け毛が気になっても、マンジャロを自己判断でやめない

マンジャロは血糖に作用する薬です。抜け毛が気になっても、自分の判断で中止せず、処方を受けている医師にご相談ください。

地肌に赤みやかゆみがある、特定の場所だけが抜ける、数か月たっても落ち着かないといった場合は、皮膚科などで診てもらうことも考えてください。当院はAGAの治療も行っています。内容はAGAの商品と料金にまとめています。

マンジャロの費用・副作用と自由診療について

当院のメディカルダイエットは自由診療で、公的医療保険は使えません。オンライン診療で医師が診察し、薬剤を配送します。診察料はかかりません。

マンジャロを体重を減らす目的で処方するのは、承認された効能・効果の範囲外の使用(適応外使用)にあたります。医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使ったにもかかわらず起きた副作用による健康被害が対象です。承認と違う使い方では、救済制度の対象にならないことがあります。

出典:PMDA「医薬品副作用被害救済制度に関する業務」

体重を減らす目的でマンジャロを使うにあたって、次の点をお知らせします。

  • 適応外使用であること:マンジャロの国内で承認された効能・効果は2型糖尿病です
  • 入手経路:当院で処方するマンジャロは、国内で承認された医薬品(製造販売元:日本イーライリリー)です
  • 国内で承認されている医薬品:肥満症の医療用医薬品として、注射薬のウゴービとゼップバウンド、飲み薬のサノレックス(マジンドール)などが承認されています。いずれも使える人の条件(肥満の程度や合併症など)が決まっています
  • 海外での安全性の情報:米国の説明書でも、マンジャロの効能は2型糖尿病の血糖コントロールなどで、体重を減らす目的は含まれていません。ラットの試験で甲状腺のC細胞腫瘍が見られ、人に当てはまるかは分かっていないとする警告が書かれています

出典:KEGG MEDICUS「マンジャロ皮下注」添付文書(効能又は効果、製造販売元)

出典:KEGG MEDICUS「ウゴービ皮下注」添付文書

出典:KEGG MEDICUS「ゼップバウンド皮下注」添付文書

出典:KEGG MEDICUS「サノレックス錠0.5mg」添付文書

出典:米国国立医学図書館 DailyMed「MOUNJARO」

マンジャロの用量本数費用
2.5mg4本7,950円
5mg4本13,950円
7.5mg4本23,950円
10mg4本31,950円
12.5mg4本37,950円
15mg4本42,950円

マンジャロはクール便で届けるため、別途全国一律2,000円の送料がかかります。

出典:当院「商品と料金」ページ

出典:当院「メディカルダイエット」ページ よくある質問

重大な副作用として、添付文書には低血糖、急性膵炎、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸、アナフィラキシー・血管性浮腫、イレウスが挙げられています。副作用の詳しい内容はマンジャロの副作用にまとめています。

ご不明な点は、お問い合わせまたはLINEからご連絡ください。

マンジャロと抜け毛のよくある質問

マンジャロで禿げる確率はどのくらいですか?

マンジャロの日本の添付文書には脱毛の記載がないため、マンジャロについて示せる数字はありません。参考として、同じ成分で肥満症の薬のゼップバウンドの添付文書では、脱毛症は1〜5%未満の副作用とされています。

抜け毛はいつまで続きますか?

原因によって違います。体重の急な変化などによる休止期脱毛症は、原因が取り除かれれば改善することが多いとされています。長く続くときは、医師にご相談ください。

マンジャロをやめれば髪は戻りますか?

抜け毛の原因がマンジャロかどうかは、時期や場所を見ないと分かりません。自分の判断で中止せず、医師にご相談ください。

抜け毛が気になる方は、お問い合わせからご相談ください。料金は商品と料金にまとめています。

参考サイト

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